先日、雑誌をパラパラしていて目に飛び込んできたコピー。
「情熱がなければ人生はただの時間だ」…
時と場合によっては情熱と聞いてなんとなく暑苦しくなることもあるにせよ、自分の生きる時間をただの秒や分の羅列にしたくはないと、たしかにすごく思います。
ブラッセルでおととし、美術館の夜間オープンデーに、こんなコレクションを見に行きました。
暖炉の上にインテリアとして置くための時計だったそうで、必ず両側一対の花瓶ふうのものとセットになっています。実際、お花を挿したりもしたようです。モダンだったり東洋的だったり、デザインも形もいろいろで、まるでショールームに案内されているようでした。
綺麗なフォルムに埋もれながら、どんな家庭でどんな時を刻んでいたのか。考えるとちょっと楽しくなります。