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東海バロックプロジェクト

先日、東海バロックプロジェクト第1回公演<輝かしい古楽の祭典>へ。公演の模様はこちらで。
東海地区に拠点を置く、初めての古楽室内楽団(プログラムより)ということがなにより意外だったけれど、メンバーの方々の発足にかける意気込みが感じられるような、充実した時間をいただいた。
オープニングトークでのバロック期の絵画の解説も、各曲ごとの司会者のお話も、そのつどステージ背後に写し出される映像のおかげで大変わかりやすく、極めつけのブラボーは、チェンバロの戸崎先生が弾かれたバッハ「チェンバロ協奏曲ニ短調」の開始前に、調律しながら説明する安達さん(クラヴサン工房アダチ)の手元が大きく写されていて、チェンバロという楽器の仕組みが一目瞭然だったこと。
大好きなこのバッハの第三楽章のリズムに、先生の演奏でとっぷりと浸りきることができた。

こういう丁寧に配慮された、目的を持ったかたちのコンサートが、もっとあってもいいように思う。


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by skyblue_2 | 2011-09-14 16:52 | 音楽レコメンド

ALL i NEED...

オール・ユー・ニード - クラヴサン組曲 (ALL YOU NEED - LIVRE DE CLAVECIN)

アンデシュ・ダンマン / KING INTERNATIONAL



今年の<音の打ち水>は、まずこのCDから。
アンデシュ・ダンマン本人がとても率直なノーツを書いているので、これが「ビートルズをチェンバロで」というような、ありがちなシロモノではないということがよくわかる。
いわくビートルズの主題をもとに摂政時代の様式でクラヴサン音楽を創作するという発想
だから、聴いていて、あれ?今の旋律ってレットイットビーになんとなく似てるけど的な、きっちりサラバンドなりメヌエットなりクラヴサン曲の様式を楽しみつつビートルズ!という醍醐味がある。
ビートルズはもちろんすごいけれど、これだけの曲を作っちゃうアンデシュ・ダンマンもスゴイと思う。

彼の、18世紀に活躍したJacques Duphlyを弾いているCDもいい。
甘いだけでもなくテクニックに突出するのとも違って、一曲一曲から受け止めるべきものが、丁寧に伝えられてくるような音楽。
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by skyblue_2 | 2010-07-30 12:55 | 音楽レコメンド

「雨水」も過ぎて

昨日のチェンバロのレッスンでは、クープランの「Les Bergeries」(田園詩、羊飼いたち)を。Naivement<素直に>という指示のある、穏やかな優しい曲。今頃の、春を待っているココロにふんわり寄り添う…はずなのですが、、のどかな気持ちでもっと練習してね!ワタシ。

戸崎先生の国立西洋美術館でのアンサンブルを心待ちにしているところです。

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by skyblue_2 | 2009-02-26 11:59 | 音楽レコメンド

Thank YOU for the Music

弱っている時ほど、確かなもの、ある高みに達したものを前にすると、慰められ力を貰います。まだ何か、自分にもできることがあるはず…。そんなふうに思わせてくれる音楽の場というのもあるわけで。

先日聴いたトン・コープマンのチェンバロ(@しらかわホール)の、60歳を過ぎてなお「超」のつくような技巧。ホールに気迫がひたひた満ちていくようでした。
昨日のN響(@豊田市コンサートホール)は、ブラームスのバイオリン・コンチェルトとチャイコフスキーの4番シンフォニー。あの美しく際立つメロディラインを越え、さらに先へ。そういう輝きを感じることのできる演奏だったと思います。

そうはいっても、コトバに書ける感動は僅かな一部分。だからこそ、I thank you for the music!


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by skyblue_2 | 2008-09-30 13:10 | 音楽レコメンド

音楽があればなんとかなる

健康に関わる「取り込み事」が勃発。時間の流れ方が変わってしまいました。ちょっと大袈裟か。これから長い間をかけて対処していかなくてはならない類のことなので、成ってくることを在るがままに、くらいの境地でいこうじゃないの!とサトったつもりになりつつ、たまに暴発しつつ、、

そんな中、レッスン。音楽以前の代物を抱えてチェンバロに向かって、それでもなんとも云い難い喜びがあるというのはなんなのでしょう。
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このクープランのクラヴサン曲集の一曲Les Langueurs-Tendres は、優しい恋やつれ とか甘い憔悴 とか訳されていて、たくさんの装飾音がまさにたゆたう心そのものというような曲。今のドタバタしている毎日だからこそ、ある意味ふさわしいともいえそうな…。せめて優美に、げんなり憔悴 にだけは聞こえないように弾きたいものです。

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'06/11月、ブラッセルで行った最後のチェンバロ演奏会で。このバージナル、悲しいことにもう音色が思い出せません。
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by skyblue_2 | 2008-09-17 15:46 | 音楽レコメンド

続・音の打ち水

Deutsche Harmonia Mundi: 50 Years (1958-2008)
/ Deutsche Harmonia Mundi



この、古楽満載でお値段格安(私はタワレコで五千円ちょっとでした)の50枚組ボックスは、あちこちで評判を見かけます。緩々亭の日記“無秩序の喜び”Delight disorderを拝見して、まだ未聴の37枚目をさっそく聴いてみました。イギリスのバロック期の、ブロックフレーテとチェンバロのデュオが見事に流麗です。パーセルの曲もはいっていますが、皆川達夫氏が「(パーセルの音楽には)一見淡々としていて、しかも人生をリアルに見つめるイギリスのエッセイを読む心地がある。」(「バロック音楽」)と書いているのを思い出しつつこの一枚にイメージしたものは、夏の朝のくっきりとした爽やかさでした。暑い一日が始まる前の、思い煩いのない心。…

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これは日が落ちてからいただきます。北海道産の紫蘇のお酒<鍛高譚>。
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by skyblue_2 | 2008-07-24 12:02 | 音楽レコメンド

タッチひとつで変わってしまう

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チェンバロの戸崎廣乃先生の「アルマンド」。フローベルガーやラモーなど各国のアルマンド(ドイツ起源の舞曲)を中心に演奏されています。
昨日のレッスンでは、あらためてチェンバロの音作りの難しさを知りました。優美で典雅なチェンバロの響きには繊細さも力強さも両方隠されている気がして、その奥行きに惹きつけられるのですが、そういう音に億分の一でも近づけたら…。
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by skyblue_2 | 2008-05-08 12:17 | 音楽レコメンド

わからない、ということを、わかりたい

ひょんな事でチェンバロの初レッスンに行けなくて、一寸先は闇なんてことをつくづく思いました。身体の主人公は自分だと疑わずに生活していると、突然に、はたまたじわじわと、カラダは反旗を翻してくる…我が身のこと(今回は夫の番でした)がもしかしたら一番のナゾのまま、人は生きていくような気がします。
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(お世話になっているクラヴサン工房アダチのイングリッシュモデル)

我が身の謎といえば…、脳科学者の茂木健一郎氏の<クオリア>(ラテン語で「質」「状態」)という考え方に少し前から興味を持っています。私にとっては、このパラダイムの科学的な是非云々からは離れて、音楽という、ある意味とんでもなくつかみどころのないものを<クオリア>の概念を通して解いていくのがドンピシャというか、とても共感できるのです。そしてそこにみなぎる、氏の音楽への愛情の清々しさにもまた。
音楽のクオリアは、<私>の脳内に「予測不可能な大きな穴」を開ける。ある音楽体験において、どれだけ文字や数字を尽くしても、実際になにが起きているのかは、結局、説明できない。だが、もっともらしい解説や分析では把握できない、音楽の中で微笑む「なにか」のクオリアによって、音楽が始まる前には全く存在しなかった感情や情動が<私>の中に生まれるということだけは、わかる。
-「すべては音楽から生まれる」より
音楽に触れることも、五臓六腑の密やかな変化に劣らない神秘なのかもしれません…。
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by skyblue_2 | 2008-04-25 19:38 | デイリーライフ

チェンバロ再び

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クラヴサン工房アダチの練習室にあるフレンチモデルのチェンバロです。こちらで、帰国以来初めて楽器にさわることができました。鍵盤を前にしばらくは、このみやびなデザインにすっかり見とれてしまったわけですが。

このチェンバロを作られた安達さんはたいへん気さくな方で、工房でいろいろ説明してくださって、作製中のチェンバロやたくさんの道具に囲まれた友人と私は大興奮。音楽のいのちが生まれる現場というのはやはり感激してしまいます。チェンバロ製作の指導もしていらっしゃるとのこと、詳しくはこちらを。
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by skyblue_2 | 2008-03-12 20:48 | 音楽レコメンド

ミニオフ会

リンクしている香音とお茶をの香音さんが、ベルギーへチェンバロを弾きに来られました。お久しぶりです。のエントリ以下、ロベール・コーネン氏のレッスンの模様をぜひ!

お忙しいなか、香音さんとのミニオフが実現しました。やっぱりあの、楽しくてエネルギッシュで音楽にあふれた香音さんそのまま。文は人なり、をあらためて実感した次第です。お持ちのカメラを見てはこれであのブログの写真が、としみじみしたり。。楽譜店では、買っておいたほうがいいものをおしえていただいて、帰国が決まった私にはとてもありがたかったー。
イギリスのテロ未遂の影響で、飛行機のことでほんとうはいろいろ御難だったのに、ぜんぜんそぶりのなかった香音さん、、素敵でした。
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by skyblue_2 | 2006-09-02 02:52 | デイリーライフ