クリスマス!

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小さい頃、クリスマスになると我が家ではいつもこれがかかっていた。「ウィーンの聖きクリスマス」と題されたこのレコードは、ウィーン少年合唱団によるクリスマス・キャロル集。間違いなくもう40数年ズサンな管理のもとあっちこっちをさすらってきたのに、今もびっくりするような良い音を聞かせてくれる。少年たちの透明な歌声も伴奏のオルガンの響きにも、しっかり奥行きがあり、触れたくなるような質感の重さがあり…。レコードはいいなあと思う。

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なぜか盤面は深紅色。

この曲集では、キリスト降誕を待ち望む讃美歌<エサイの根より>のあと、セント・フロリアン教会の鐘が次々に鳴り渡り始め、そのあとに生誕を祝う<いざうたえ、いざいわえ>というすてきな演出がしてあって、大きな鐘の音を怖いようなワクワクするようななんともいえない感覚で聴いたものだ。あれが、なにかメッセージを知らせ告げる音に向かう、という体験の事始めだった気がする。


Merry Christmas !
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# by skyblue_2 | 2010-12-24 15:20 | 音楽レコメンド

やっぱり美しいと思う

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今回は短かっ!な滞在でした。でも通りすがりに撮ってしまう時計台。誰にでもきっと在る、故郷の定点。
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# by skyblue_2 | 2010-12-15 18:45 | 街角にて

札幌にて

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クリスマス市。ケーテ・ウォルファルトも出店していました。ロシアン木製ハンドメイドのブースの麗しきおねえさんは日本語堪能。ドイツレースのお店では、窓飾りを「ゼア グート!」なんて言ってゲルマンなおじさまに笑われちゃった。
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# by skyblue_2 | 2010-12-15 18:23 | 街角にて

ショパン

今年はショパン生誕200年だけれど、私にはショパンの音楽を「きちんと」聴くのはなかなか難しいと、ずっと思っている。かつてピアノと格闘していた頃レッスンで先生宅に行くと、先生のお嬢さんだった遠藤郁子さんが帰省されているのに何度か遭遇した。子供の私にはピアニストのオーラがただただ眩しくて、それがそのままコンサートの記憶にもなり、郁子さんの檀上での笑顔は今でもはっきり思い出せる。
郁子さんは、1965年の第7回ショパン国際ピアノコンクールで特別銀賞、1970年には8位に入賞し、奨励賞も受賞された。郁子さんや先生からお聞きしたポーランドのこと、ショパンのこと、何よりその演奏が、いつも耳の奥の抽斗にあって、大事に取り出しながら眼前のショパンを聴く。そういうふうにしか聴けない。

先週と先々週、ダン・タイ・ソンのショパンを二つのコンサートで聴いた。協奏曲2番と、<ショパン・ダンス>と名うったワルツやマズルカなど。氏が1980年のショパンコンクールでアジア人初の優勝を果たしたことをたとえ知らなくても、あのリリカルで柔らかな音(甘い音、ではなく)には消え入る最後の瞬間まで夢中にさせられるだろうと思う。ショパンの音楽の民族性が氏のそれと呼応して、あんなにも際立つのだろうか。
マズルカOp.17第4番は、コンサートでは確かアンコールで弾かれた。ライナーによると、「自分と対話しているような感覚に陥る、特別な存在の曲」。

ショパン:マズルカ全集(全55曲)

ダン・タイ・ソン / ビクターエンタテインメント


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# by skyblue_2 | 2010-12-07 19:50 | 音楽レコメンド

飾る

10月に札幌で立ち寄ったカフェで、シルバーアクセサリーの個展に出会いました。
作者のクリス ノゾミさんが、作品についていろいろ話してくださったりして、ハッピーな一期一会!可憐で、そしてあたたかな輝きは、私に北の地のメンタリティーを思い出させてくれます。
私がアクセサリーを好きなのは、小さなひとつひとつに物語を読むことができるからかもしれません。

庭の紅葉が写って…
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クリス ノゾミさんのブログはこちらです。
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# by skyblue_2 | 2010-11-24 16:06 | デイリーライフ

N響Cプロ

土曜日はN響でマーラーを聴いた。合唱を従えバンダもありオルガンさえ鳴らす「復活」を壮大とかなんとかひとことでくくってしまうのは、私のザル耳を曝すだけだが、そういうシンフォニーの妙のなか対比のようにソプラノとアルトの人声が流れてきたときの、静謐なあの感じ…
そうやって音楽に捉えられて、自分の中で凝り固まったものが解きほぐされてゆく一瞬は、なにものにも代え難い。

今回ご一緒できたのは、懐かしいビー先生。ベルギー以来の再会!


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# by skyblue_2 | 2010-11-22 18:26 | 音楽レコメンド

オルガン講座

三回シリーズの第二回は、フランス古典のオルガン音楽。芸大とトゥールーズ国立高等音楽院で学ばれた川越聡子氏(所沢のMUSEホールオルガニスト)のお話はとてもわかりやすかった。そして、ベルギー以来頓挫中のクープラン体験がつくづく恥ずかしくなり、ついでに私の人生にプカプカ浮いている中途半端なコトの数々を思ってどんよりしてしまったのだが、最後に演奏されたグリニーの「Ave maris Stella」(めでたし海の星)の伸びやかな力強い響きにシャキっ!

そういえば、フランスでそれぞれのストップの音色を食べ物に例えるというのを初めて知った。オクターブ4はワインだとか。白か赤か、それが問題だ…

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# by skyblue_2 | 2010-11-17 20:58 | パイプオルガンはいかが

いま ここに

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英語のP先生が先日おしえてくれたのは、ひつじが次々と丘を飛び越えてやってくるイメージ。眠れない時のためではなくて、Be Here Now というスタンスに繋がる気持ちの向け方。
ひつじに埋もれてもコワイけれど、現実の重さに負けそうなとき、さまよう思いを自分にしっかり引き止めたくなることが増えてきている。
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# by skyblue_2 | 2010-11-16 21:04 | デイリーライフ

名残り

札幌で溶け残った初雪を見てきたばかりなのに、近くの公園にはバラがたくさん。
重たく咲き誇るそばで、もの問いたげな、名残りのバラ。
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# by skyblue_2 | 2010-11-13 15:17 | デイリーライフ

33

a0010481_18411718.jpgきのうのTVで見た現場監督のルイス・ウルスアさん、救出の瞬間にも落ち着いていてリーダーの風格がありました。あの場で大統領に、二度と悲惨な事故が起きないようにと要望を伝える姿など、日本ではそうそう目にできない気がします。。

ひょろひょろと狭い穴からカオを出すカプセルはなんだか頼りなく、まるでジュール・ベルヌの物語の挿絵にでもありそうな非現実的オールドファッション。けれど、数百メートルを必死で掘削してカプセルをひたすら上下させてという、そんなヒトの単純で愚直な力こそが彼らの命に繋がったことを思うと、ずいぶん涙がでました。
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# by skyblue_2 | 2010-10-15 19:32 | デイリーライフ

図書館と喫茶室

住んでいる街の図書館は蔵書量も多いしとてもステキなのですが、生活圏という意味では近くの町の図書館も捨てがたく。しかもここには居心地のよいカフェがあります。
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看板だけ。後ろは図書館です。写真の許可をいただいたので、次回は見晴らしのよいカフェのなかからアップ予定。晴れた日には御嶽山なんかも見えるそうです。

こんな場所で借りたばかりの本に目を通すのが、暫しのシアワセ。Portative Organの表紙にはあとで気がついて、詩人と音楽についての随想に浸りました。中原中也が日記にしるしたという「モツアルト、ヴァイオリン・コンチェルト第五番イ長調をラヂオで聴いて感銘す。もうもう誰が何と云っても振向かぬこと。詩だけでもすることは多過ぎるのだ。」その心境を想像しながら栞をはさんで、家に着くなりオイストラフがベルリンフィルと合わせたのを聴いて。
ほかにも、高村光太郎とブランデンブルクとか、萩原朔太郎とオルガンとか、オーディオの前に座って読みたい本。

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# by skyblue_2 | 2010-10-08 20:01 | 街角にて