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「ヤコブへの手紙」(メモ)

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フィンランド映画「ヤコブへの手紙」をDVDで観る。


─「わたしは神のために、手紙を読んで、そして人を救っていると思っていた。しかし神がわたしのために手紙を与えてくれていたのだ」

人のために祈る、という行為にまつわる葛藤や喜び。クリスチャンでなくても、或いは、「祈り」をなにかほかの行動に置き換えても、これはつまるところ自分が満足したいため?と自問自答しない人はいないだろう。

そういうエゴを人一倍抱えて自滅する私には、<委ねて。>という招きの物語。
ベルイマン監督のスウェーデン映画しか知らないので、北欧のグレイッシュなイメージが少し変わるような情景もすばらしい。
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by skyblue_2 | 2012-08-31 17:26 | デイリーライフ

ジャンプ

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涼しくなるために、お化け屋敷に行ったり氷を食べたり泳いだり、いろいろ忙しくなるのが夏。
今年は札幌で大倉山のジャンプ台を観てきて、十分すぎるほどひやひやしてきた。

リフトで上がっていくだけでも、もうどうにも怖い。着いてから市街を一望して妙にハイな気分になってくるのは、見おろすという征服者体験のDNAなのか。

そして、ジャンパーは何故ここを飛ぶのだろうと想像してみる。
ジャンプして飛距離を伸ばしたいというモチベーションと、サッカー選手になってゴールを決めたいのと、ボルトがもっと速くと願うのと。みんな同じなんだろうか。

サン=テグジュペリの「夜間飛行」を思い出す。あの、不安と勇気の物語。
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by skyblue_2 | 2012-08-23 21:04 | 観光あちこち記

習作

ずいぶんと間があいてしまいました。

いま、堀江敏幸氏の「燃焼のための習作」を読んでいて、活字を追うにつれてくっきりしてゆくイメージの虜になりつつあるのですが、ストーリーの全体がいったいこの題名に繋がるものなのかどうか、ふと気になっています。
燃焼のための、習作。考えてみれば、そう呼べるようなものがべったりした日常にもひっそり隠れていたり。

一ページ目でいきなり粉末のいちばん細かい、あの定番中の定番であるネスカフェでなければいやだとあれほど言いつづけてきたのに、粒の粗いフリーズドライの方が断然おいしいと彼女は繰り返しと引っ張り込まれて、あの、すみません、ところでこれって習作というスタンスでお書きになったのでしょうか、なんてなかなか言い出しにくい、そういう心境で読み続けています。

とある滞在先にも持っていって、でも開かずに帰ってきました。
私にとって堀江作品は、気分も状況も少し閉ざされたなかで読むのがいいようです。
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by skyblue_2 | 2012-08-22 19:49 | デイリーライフ