カテゴリ:音楽レコメンド( 59 )

ふぅ

a0010481_21212588.jpgクリスマス休暇前のオルガンとチェンバロの発表会が先週終了して、金曜日にモネで「ふぅぅ~状態」で聴いた大野さんのピアノは、なんだかとても至福のひとときでした。










a0010481_2130886.jpg・・・自分の演奏を録音して聞いてみると、「えー私ってこんな声なの?!」というあのショック×100くらいの打撃に見舞われましたが。もっといい音つくりたい、、、










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お昼のモネは、立ち見が出るほどの盛況でした。弾き振りのようなしぐさがちらっと見られたのも大野さんならではでしょうか。ドボルザークの ピアノ三重奏曲 「ドゥムキー」の美しいフレーズ(あの「道」のテーマ曲のような・・)を、とてもリリカルに丹念に弾いていらしたのが印象的でした。
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by skyblue_2 | 2005-12-20 22:21 | 音楽レコメンド

レオンハルト、オペラ、ポリーニ!

日本から友人が来て、音楽三昧。

9日、グスタフ・レオンハルト。オランダ生まれのチェンバロの大御所として日本でも有名だが、八十歳近い老躯から流れ出る音楽は、私が小さい頃憧れた「チェンバロのあの音」そのものだった。豊かで、陰影があって・・・、いつまでも身を置いていたくなるような音の空間。
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今回演奏されたのはCLAVIORGANという、チェンバロとオルガンが合体したような楽器。16世紀頃は、多くの曲がチェンバロでもオルガンでも弾かれていた(発表会で弾くバッハのデュエットもそうなのだが)ため、こういう楽器が登場したらしい。
コンサートが終わって、オルガン部分の「箱」に鍵盤が付けられるとこの通り。
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それぞれの楽器のソロの音色での演奏はもちろん、「ハイブリッド・バージョン」での和音だと、先にチェンバロの響きのほうが消えオルガンの音だけ残るというふうで、なかなかおもしろい体験だった。

11日はモネ劇場。「さまよえるオランダ人」の、映像を使った斬新な演出は予想通り。そのせいか少し<舞台劇めいて>観えてしまったぶん、この物語のドラマ性が強く迫ってきたように思う。ゼンタ役のソプラノAnja Kampeの声はすばらしかった。
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オーケストラ・ボックスが目の前、舞台はやや目線を上げてという席。大野さんの息遣いが耳に入ってきて、熱気あふれる指揮には感服!

そして12日、マウリツィオ・ポリーニのピアノでベートーベンのソナタを三曲。正直、最近はどうなのかなという思いがあったが嬉しい誤算だった。老齢ゆえのテクニックの翳りは確かにないとはいえないが、あのポリーニらしさ、軽やかで明るいピアニシズムに、存分にひたることができた。

これは、友人が日本から持参してくれた、ピアニストのヴァレリー・アファナシエフのノーツから。
「コンサートは、人生そのものと同じように、情け容赦なく、ダイナミックで、ある意味、脆弱であるべきだ」

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by skyblue_2 | 2005-12-13 21:00 | 音楽レコメンド

大野さんといえば

credenzaさんモネ劇場日本ツアーによると、指揮者の大野さんはピアノもなかなかでいらっしゃるとのこと。指揮者←ピアノ、といえば「のだめ」の千秋・・・はおいといて、モネのお昼のコンサートでも、彼のピアノが聴けます。12/16(金)12:30~

ダニエル・バレンボイムは、ピアニストとして出発して指揮でも活躍している人ですが、私は以前観たこの映画でかなり印象が悪くなってしまいました。難病で苦しむ天才チェリストの妻に、もっと違った接し方ができなかったものなのか、、、でもこの頃のお気に入りは、どういうわけかバレンボイムのショパン・ノクターン。なにかしていても思わず手をとめて座り込んでしまうような、そんな惹き込まれ方をします。一月にはブラッセルで彼のバッハ「平均律」が聴けるらしく、行こうか迷ってますが。
芸術と人生って、切り離してみるべきモノなんでしょうか。。。

十二月に入っていよいよアドベント(待降節)。キャンドルをひとつ、灯してみました。
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by skyblue_2 | 2005-12-02 07:12 | 音楽レコメンド

ラッススの詩篇歌

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日曜に、ルーヴァンの教会で男声合唱を聴いてきました。写真がブレていますが。。

DE CORDEというこの男性八人のグループは、教会のミサで歌っていた四人が元になってできたとのこと。この日は、オルランド・ド・ラッススの「ダビデ懺悔詩篇曲集」が歌われました。
ラッススは16世紀に活躍した音楽家ですが、イタリアの人だとばかり思っていたらベルギーのモンスに生まれて後年イタリアやドイツで活動したのですね。バロック以前の、音の洪水に慣れた現代からみれば質朴ともいえるようなラッススの響きは、いままで何度か聴いてきましたが、今回はそれ以上に、和声の豊かさ、美しさにうたれました。
伴奏楽器なしで展開するハーモニーは、ディスカント(ボーイソプラノのような男性の高音)の透明さに支えられて、ひたすら直線的にせまってきます。これを、まるで天上の音楽!と括ってしまうと、ダビデが神にあわれみと救いを求めるこの詩篇歌の内容から離れてしまうのかもしれませんが。

教会音楽という範疇でみると、宗教改革でそれまでの音楽の在り方が見直され、たとえばカルヴァン派の詩篇歌は<聖書の言葉を歌う>ことをめざして会衆が斉唱するものでした。音楽的な技巧や美しさに対して禁欲的ということをどう考えるべきか、プロテスタントの私にとってもこれはいつもなかなか難しい問題です。

しかしともあれ、この日の歌声に間違いなく心動かされた自分・・・。癒しの音楽として音楽療法にも使われているというラッスス、お薦めです。
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by skyblue_2 | 2005-12-01 04:28 | 音楽レコメンド

チケット!

大野和士氏指揮の「さまよえるオランダ人」のチケットは、無事get!
発売日の5日、気合八分不安二分・・・で、八時半過ぎにモネ劇場へ。すでに十数人が並んでいました。定刻の九時を少しまわったくらいにドアが開かれて、ロビーで整理券を受け取り、十時からの発売開始まで用意された椅子で待つ人あり、整理券に書かれた自分の発売時間までどこかへ出かける人あり、、

十時になると、いよいよ番号が呼ばれ同時に電光表示も始まり、なんだか妙に緊張しつつ奥の窓口まで行き・・・・・運良く希望の日にちと席でとることができました。ちなみに整理券一枚でチケットは6枚までといわれました。

係りの人は三人もいるしまるで試験でも受けるみたいなドキドキ加減でしたが、「なにごとも経験」ですね、きっと。

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by skyblue_2 | 2005-11-08 02:48 | 音楽レコメンド

クープラン

小節線のないプレリュード

こんな楽譜も!♪sotto voce♪からTBです。

オルガンとチェンバロの両方でたまたまクープランの曲を弾くようになって、私のクープラン熱が高まりつつあるこのごろ。先生にもちらっと見せていただいたことのある、この小節線なしのルイ・クープランの楽譜は、チェンバロ超初心者の私をとても怯えさせます。曲にどう取り組めばよいのか途方にくれてしまいそう・・・。小節線に案外頼っているのですね。
でもそれが、いつの頃からか音楽に対して受身になっていることの表れだとしたら、全音符の荒波に鍛えられるのもいいことなのかもしれません。

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by skyblue_2 | 2005-10-31 23:54 | 音楽レコメンド

レクイエムを聴く

土曜の夜、程近いところにあるZaventemの教会で開かれたコンサートを聴いてきました。こういう、オフィシャルではなかなか手にはいらない情報をいつもくださるのが、我が仏語の先生マダム・M。モーツァルトのレクイエムでしたが、明日11月1日のToussaint(万聖節)を控えての曲目だったと思います。

オケ、着席中。
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合唱団は壮年以上のメンバーが多いようでしたが、力強さに遜色は感じられませんでした。
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レクイエムというと私はフォーレばかりなのですが、久々にライヴで合唱を聴いて、あらためてモーツァルトの構成力に感動しました。テナーのソリストも、老齢とお見受けしましたが艶のある美声。人の声というものに心うたれた一夜となりました。

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by skyblue_2 | 2005-10-31 18:21 | 音楽レコメンド

レッスン

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これがアカデミーで使っているチェンバロ。先生が調整中だったので、木槌のようなツールが弦のところに付いたままになっている。

きのうのレッスンで、新しくスカルラッティをもらった。ピアノ曲でおなじみの「古雅」というイメージがあったのに、先生が弾いてくれたのはダイナミズムにあふれた、メロディ性も豊かな何曲か。とても新鮮だった。

バッハでは、運指の問題があいかわらず、、正確さのためには書き込むことが必須だし、アーティキュレーションを生む指使いということで3と2の多用。これも、オルガンの場合と同じだ。
クープランは、楽譜に細かく指示されていることを見落とさないこと。フレージングを自分でとんちんかんに作ってしまうことに比べると、指示があるほうがかんたん・・なはずなのだが。

日本人が作曲したチェンバロの曲はないのかしら?と言われて、そういえばどうなんだろうと思う。フルートとチェンバロのための日本の現代曲というのはあって、チェンバロが琴の音を模しているという。ふーむ。。
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by skyblue_2 | 2005-10-27 03:05 | 音楽レコメンド

チェンバロのレッスン

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フラマン系のアカデミーでチェンバロを習う件は、なんとか無事OKが出て、今日が二回目のレッスン。憧れのラモーやクープラン、そしてイギリスの作曲家たち・・・弾いてみたい曲はたくさんあるが、なによりチェンバロにさわれるというのが夢のようでもある。通奏低音も少しずつやっていくことになったが、これは二十年ぶり!サビが落ちてくれるかどうか、、
オルガンの先生が言われたように、手の使い方、鍵盤の重さなど、オルガンにつながる部分が多いことがわかった。「甲に1ユーロを置いても落ちないように弾く」というのは、かつてオルガンを習い始めた時「弾いている手の中に卵を入れても割れないように」と言われたのと同じなわけだ。

ウチのオルガン、実は今音が出ない。たぶんスイッチの接触がいかれちゃっている・・ハイ、埃のおそうじをちゃんとしていないからですー!そんなわけで、カラ鍵盤をたたいただけの練習で、これからアカデミーに行ってきます。嗚呼・・・(泣)
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by skyblue_2 | 2005-10-19 00:00 | 音楽レコメンド

音楽コンクール


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日曜の午後は、知人が出場するロータリークラブ主催のピアノコンクールへ。








会場はあのFlagey。(コンサート情報はこちらで
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こちらの人の体格に合わせてあるからか、イスがゆったりサイズで足元も広々しています。

ピアノコンクールを何度か経験している身には、ステージの緊張がありありと甦ってきて、トラウマ恐るべしという心境でしたが、若者たちの演奏にはテクニックにも音楽性にも目をみはるものがありました。

後半はAlexander Vaguenerのリサイタル。初めて知ったピアニストです。
19歳とは思えないすさまじいほどの技巧で、リストのハンガリー狂詩曲を難なく料理していました。

コンクールの結果は、個人的にはやや首をかしげざるを得なかったのですが・・・。コンクールで、音楽すべてが判断されるものでもないと考えれば、結果にあまりこだわらず才能を伸ばしていってほしいものです。ベルギーでは、アカデミーを辞めて個人で音楽を続け卒業資格をとる若者もいると聞きました。スクールライフを断念して精進するということなのでしょうか、、
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by skyblue_2 | 2005-04-25 17:53 | 音楽レコメンド