カテゴリ:音楽レコメンド( 59 )

N響コンサート

26日、夫とN響の愛知公演へ。ぼやぼやしていて、間際にどうにか取れた三階席でしたが、充実した演奏会でした。
前半、マーラー「さすらう若者の歌」のバリトンとオケのハーモニーに聞き惚れ、その余韻が後半のシューベルト’グレイト’交響曲8番へと繋がって繋がって…いつの間にかあの<天上的な長さ>と呼ばれている音の連なりに夢中になって、ヘルベルト・ブロムシュテットの溌剌とした指揮だけが現実のものに感じられるとでもいうような、そんな幸福な充実感。
ブロムシュテットは八十歳とのことですが、その集中力を支えるものは体力や気力のみならず、音楽と深く呼び合う天与の感性なのでしょうか。

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by skyblue_2 | 2008-01-28 12:04 | 音楽レコメンド

MIDIS/MINIMES

恒例の、Minimes教会とコンセルヴァトワールを会場にしたお昼のコンサートLE FESTIVAL MIDIS MINIMESが始まっています(~8/31)。プチポワ7月号でも紹介されています。私は前回、今回とも、当日会場でチケット(3ユーロ)を買うことができました。両会場はサブロン広場からすぐなので、お出かけついでにおすすめです。<上記サイトのinfosに地図あり>

この日はKimiko Nishi-フォルテピアノとFrançois Deppe-チェロで聴くベートーベン。フォルテピアノの柔らかで繊細なトーンと、息の合ったハーモニーが心に残る演奏でした。ベートーベンの時代のピアノはこのフォルテピアノだったことをあらためて思い出していました。
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by skyblue_2 | 2006-07-28 20:17 | 音楽レコメンド

コンサートへ

昨晩、Anne GalowichとJos van Immerseelのチェンバロを聴きに行きました。
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バッハのハ長調の二台のチェンバロのための協奏曲では、二人の奏者を意識させない見事さはもちろん、アレグロくらいの速さがけっして走らずに刻むリズムが、なんともmusic!で心地良く。。こういうなにか「確かなもの」がしっかり伝わってくる演奏には、惹き込まれるような感動があります。

写真が暗くて見えにくいのですが、右のブラックのチェンバロには、鳥や竹矢来、柳のような木など日本画らしきデザインが描かれています。プログラムによると、フランス・リヨンの装飾美術館に保管されていた1700年代の楽器がモデルのようですが、江戸時代の絵がオランダ貿易で当時のヨーロッパに渡ったからなのか・・・。いずれにしてもちょっとびっくりでした。

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会場のプロテスタント・チャペルChapelle Protestanteはレオンハルトのコンサートでも来た所ですが、ここ、ワタシ的にはナゾの教会です。プロテスタントの教会ながらシャンデリア燦然大理石ぴかぴか、王立美術館の敷地?のような場所にあって、教会というよりちょっとしたホールといった雰囲気。ご覧のように正面にはちゃんと説教壇も讃美歌番号の掲示板もあるのですが。ココの正体をご存知の方、早急にご連絡をっ。
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by skyblue_2 | 2006-05-09 19:04 | 音楽レコメンド

クイケン

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イースターをひかえて、今週は受難週。プチポワ3月号でガンバ奏者の仙波さんも書いておられましたが、バッハのヨハネ受難曲を5日、ボザールに聴きに行きました。演奏はシギスバルト・クイケン率いるLA PETITE BANDE
ピリオド楽器(古楽器)演奏の雄でクイケントリオと呼ばれる三兄弟、その次男がバイオリンのシギスバルト氏ですが、ベルギーの人だということを実は最近まで知りませんでした。

古楽器アンサンブルで受難曲を聴くのは初めてだったのですが、受難曲のドラマ性は少人数編成によっていっそう際立っているように感じました。ただ、せっかくのピリオド楽器の響きが、時々耳から遠ざかってしまうような印象があったのは、やはりボザールの音響のせいでしょうか。後半にはリュートも加わって、アンサンブルの妙がますます味わえたはず。もっと規模が小さいホールのほうがよかったのかもしれません。
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by skyblue_2 | 2006-04-10 10:22 | 音楽レコメンド

音楽と感受性

以前から拝見しているClala-Flalaから、クラシック音楽の垣根・・・?にTB。
追記:上記エントリのTB先である、音楽ジャーナリスト林田直樹さんのブログLINDEN日記の記事アマゾンにモーツァルト・ストアがオープン/石田衣良のモーツァルト本にTB。

このエントリを読んでから、今までぼんやりと考えていたことがある意味ますます曖昧模糊としてきたようです。音楽作品の価値とはそもそも何なのか。音楽を聴く人の感受性は、音楽そのものとは切り離されて考えるべきものなのか。クラシック音楽というジャンルが持つ固有の意味とは?
音楽という芸術が人類という壮大な聴き手を要求するものである限り、これらに一つの答えをあてはめるのは難しいようにも思います。

ただ私は、「音楽に感じることができる人間という生き物は素晴らしい」「しかし悲しいかな、私には、音楽の至高性という絶対的な価値をすべて受け取るだけの感受性は備わっていない」と思いつつ音楽を聴いてきました。

感受性という個人の個性は、もちろん多岐なもの。ある人にとっての<ミューズ(芸術の女神)>もほかの誰かにはミューズではあり得ないでしょう。
けれどもそれはそれとして、音楽には、言ってみれば個人に無関係に、絶対的な重さを帯びているものがあるのではないか。バッハや古楽が好きな私ですが、たとえばモーツァルトの良さ(あの「疾走する悲しみ」も含めて)というものがあまりピンときません。しかし、モーツァルトの凄さ、偉大さを感じていないかというと、どうもそうではないのです。

偉大な音楽、というものを客観的に認めることで、もしかしたら私は、音楽に<天からの贈りもの>という意味合いを見いだしたいのかもしれませんが。

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by skyblue_2 | 2006-03-21 23:11 | 音楽レコメンド

「イギリスのモーツァルト」

チェンバロのレッスンで、ヘンリー・パーセルの曲をもらう。36才で亡くなった彼は、イギリスのモーツァルトとも呼ばれているらしい。H先生は、早世の作曲家のことを思い出しては彼らよりは長生きしたいと思ってきたそうだが、モーツァルト35才、ショパン39才、メンデルスゾーン38才・・・天は二物を与え給わずか。
ラモーの「めんどり」はコケまくり。餌が足りない、、
通奏低音も相変わらず四苦八苦で、数字がぱぱっと音に結びついていたあの頃が懐かしい。<通奏低音や数字について、香音さんのリコーダーと通奏低音をぜひ!>
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実は最近、アカデミーの玄関を出てふり返るとピッカリと輝くアトミウム(のアタマ)が見えることを発見した。ベルギー情報紙「プチポワ」スタッフブログのアトミウム新装開店!によると、4/1には展望レストランも再開とのこと。二年間ブラッセルにいてアトミウムへは行ったことがないので、これはぜひGOしなくてはっ。
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by skyblue_2 | 2006-03-15 21:55 | 音楽レコメンド

コンクールを聞く

カンタービレといえば、十人中6人くらいは「のだめ!」(読んでマス)と叫びそうな今日この頃ですが、日曜日にでかけたのはCantabileという名の青少年ピアノコンクールのファイナルでした。場所はアントワープのホール<deSingel>。
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コンクールがあったのはこのホール内のブルーホールという所でしたが、客席の内側に一つも通路が無く、両はじからしか席に入っていけないというおもしろい作りで、そのせいか椅子の列どうしの間隔が広い!座って足をのばしてもまだ余る(日本人だけか・・)というラクチンさです。当然かなりの収容数のようにみえました。

知人の息子さんのG君が三位入賞!でしたが・・・・・・

年齢別に三部に分かれた出場者はベルギー各地から参加しており、それぞれ、課題曲を二曲(共通の現代曲と、バッハの指定の曲集からの一曲)と自由曲を一曲弾きます。
12人から12とおりのバッハが聴けたのはハッピーでした。ただ、皆さんとにかく速っ!昨今のバッハ解釈の流行なのか、トリルなんてもう秒速ワザ、、、そんななかでG君が演奏した「平均律」のバランスの良さは出色だったと思うのです。彼の自由曲はシューマンのピアノソナタ二番でしたが、他の面々のショパンやリストという選曲に、ややワリを食った感がありました。シューマン、地味に聞こえちゃうんですよね。いい曲だし、G君のテクニックと情感は冴え渡っていたのに。なにより、ピアノが一番’鳴っていた’のは彼の演奏だと思うなぁ。

そんなわけで、個人的にはちょっと残念な結果だったのでした。

それにしても、こちらでいつも思うのが、こういう場に武張り(ブバリ)がないということ。ファイナリストはみんな平服。表彰の時も、しずしずと壇上に上がっておごそかに、なんてことはなく、
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審査員からワラワラといろんなもの(チョコの袋も有り)を手渡されてました。係りの人はその場で、サンタよろしく賞品を審査員に配ってるし、カメラマンはハイチーズ!だし。いいんだけどね、緊張をほどくことは。
・・・・ちなみに私は時と場合によってはブバリたいです。
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by skyblue_2 | 2006-03-14 01:55 | 音楽レコメンド

バッハのパルティータ

バッハ:パルティータ(全曲)
アンドラーシュ・シフ



パルティータをピアノで練習していた頃のひたむきさを思い出しながら。
ハンガリー出身のシフには早熟な技巧派というイメージをもっていましたが、このCDで、「グールド以来」といわれるバッハ弾きとしての演奏に魅せられました。

無人島へ行くはめになったら、カバンに放り込む何枚かの一枚にしたいのがパルティータ。ひとつの音が組み合わされ積み重なり、くらくらするほど美しい旋律の流れになって、時が経つのを忘れてしまいます。

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by skyblue_2 | 2006-03-10 08:07 | 音楽レコメンド

鳥の曲

a0010481_3293738.jpgコッコッコケーコッ、のラモーのチェンバロ曲。Poule=めんどりにただ似せればいいものではなく、ラモーが笑いを誘おうとして作った曲であるはずももちろんなく・・。
とにかくこれは「La Poule」という音楽。そういうシンプルなことを前にして、戸惑う。やれやれ。
五月の試験で、どんなめんどりがお目見えすることになるやら。
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by skyblue_2 | 2006-02-11 03:43 | 音楽レコメンド

ミニコンサート

先週、アカデミーでミニコンサート。せっかくチェンバロを弾く機会をいただいてあったのに、体調が良くなくて・・・顔色の冴えないナゾの東洋人が弾くクープランになってしまった。「収穫の喜び」を表現するのに悩んでいた曲だったのだが、うーん、、、

かつてピアノの先生は、ものすごくアガリ症だった私に「私の音楽を聴いてください、というふうになればそんなに緊張もしなくなるのよ」とおしえてくれた。そのへんがほんの少しだけわかるようになってきて、それはそれで楽しい。

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子供たちのキュートな合唱。
トランペットのジャズ・トリオも渋かった~。
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by skyblue_2 | 2006-01-17 20:18 | 音楽レコメンド