カテゴリ:パイプオルガンはいかが( 27 )

近藤岳氏のオルガン

10日のお昼、豊田市コンサートホール。
氏の、築地本願寺別院委嘱作品「薄紅の刻」(お寺のパイプオルガンはこちら)は、アシスタントの方が打つ鈴と、笙に似たオルガンの音色とで、印象深い演奏だった。
この楽器が仏教を背景として奏でられることには思うところもあるが、またあらためて。。

プログラムの最後は、聴衆から集めた<春>にちなむお題から「団子」(!)「旅立ち」「雨」を選んでの即興演奏。あおげばとうとしのメロディーも巧みに織り込まれていて、密度濃い即興を楽しませていただいた。
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by skyblue_2 | 2011-03-15 11:30 | パイプオルガンはいかが

オルガン講座

三回シリーズの第二回は、フランス古典のオルガン音楽。芸大とトゥールーズ国立高等音楽院で学ばれた川越聡子氏(所沢のMUSEホールオルガニスト)のお話はとてもわかりやすかった。そして、ベルギー以来頓挫中のクープラン体験がつくづく恥ずかしくなり、ついでに私の人生にプカプカ浮いている中途半端なコトの数々を思ってどんよりしてしまったのだが、最後に演奏されたグリニーの「Ave maris Stella」(めでたし海の星)の伸びやかな力強い響きにシャキっ!

そういえば、フランスでそれぞれのストップの音色を食べ物に例えるというのを初めて知った。オクターブ4はワインだとか。白か赤か、それが問題だ…

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by skyblue_2 | 2010-11-17 20:58 | パイプオルガンはいかが

オルガン勉強会

二月最後の日は、豊田市コンサートホールの初代オルガニストでいらした椎名雄一郎先生を囲んでのレクチャーとレッスンの会に初めて参加しました。地元のコミュニティFMに居た頃、先生にゲストをお願いしたことがあって、気さくながら的確で多彩なお話に司会役そっちのけで聞き入ってしまったのを思い出します。

パイプオルガンを少々遠く感じていた最近の私にこの良い機会をくださったのが、ぴょんきちのbuibui日記のぴょんきちさん。「オルガンな1日」にあるように、彼女とは初顔合わせのオルガン・オフとなりました。
スタッフとしてずっとてんてこまいだったはずのぴょんきちさんですが、メロディが聞こえてきそうな軽やかな笑顔でおしゃべりしてくださって、二重に緊張して来た私は即!平常心に。充実した勉強会を過ごすことができました。

椎名先生が2005年から取り組んでいらっしゃるバッハのオルガン全曲演奏会の第六回が、3月14日日本大学カザルスホールであります。


さて、、今、このホールのオルガンについて、ひいては「ハコ」をめぐるもろもろについて、考えるべき時のようです。
日本を代表する室内楽の殿堂、東京・お茶の水の日本大学カザルスホールが来年3月で閉館することが分かった。日大キャンパスの再開発計画に伴うもの。風情のある建物や文化財級のパイプオルガンがどうなるのかは未定だが、音楽ホールとしての歴史は事実上幕を閉じることになる。

 同ホールは87年、チェロの巨匠パブロ・カザルスの名を冠し、日本初の本格的な室内楽ホールとして主婦の友社によって建設された。当時は華やかな大ホールが注目を集めたバブル期だったが、511席という親密な空間と優れた音響で、ロストロポービチや内田光子ら内外の一流アーティストにも愛された。

 02年、経営難に陥った主婦の友社が日大に売却。大学の施設として使われる一方、一般向け貸しホールとしても運用されてきた。日大総務部によると、来年4月以降の公演申し込みは断るといい、「建物自体を残すかどうかは未定だが、敷地は大学の施設として使う予定」としている。

 同ホールは、ビオラの祭典「ヴィオラスペース」などユニークな自主公演を相次いで企画し、全国各地のホールのモデルケースとなってきた。アコーディオン奏者の御喜(みき)美江さんは「ホールというより『工房』という印象。ハードとソフトが一体となり、人の血の通った空間で演奏家を育ててきたホールは他にない」と、閉館を残念がる。

 同ホールの顔だったパイプオルガンの行く末を憂う声も少なくない。ドイツの名匠ユルゲン・アーレント作。開館10周年の97年に設置され、マリー・クレール・アランや鈴木雅明ら、世界的なオルガニストに演奏されてきた。

 廣野嗣雄・東京芸大名誉教授は「バッハ以来の伝統を、ここまで忠実に残すオルガンは世界的にも珍しい。移築も不可能ではないが、オルガンはホールと一体の楽器。日本の宝として鳴り響き続けてくれるのを祈りたい」と語っている。(吉田純子)
-アサヒ・コム2/4-

公共ホールであれば税金の無駄遣いと見るむきありーの、今回のようなお家の事情にも晒されーの、オルガンはたいへんです…。
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by skyblue_2 | 2009-03-06 20:42 | パイプオルガンはいかが

オルガン見学

こちらでは日曜の午前二時からサマータイムに切り替わったので、たいていのみなさんはたぶん、土曜日のおやすみ前に準備万端、おうちの全時計をセッティング・・・でしたよね。

('_`)('_`)('_`)

日曜日のお昼すぎから、リエージュでオルガンの見学会。都合で前半だけの参加でしたが、夫の運転で高速を順調に南下中のソノ時。

「うあっ とけいーっ!!」

な、なに??時計を外にでも忘れてきたの・・・?
夫の突然のおたけびに車内は大混乱。(って私しか乗ってないが)

このとき初めて、我が家はサマータイムというものに気がついたのでした。当然、定刻に間に合うどころか既に大遅刻。
絵に描いたような失敗・・・これもきっといつか、ベルギーの思い出に変わる日がくるのね。ふふ、ふ・・・・・・(遠い目)

先生、メンバーの皆さま、ごめんなさいっ。

見学したリエージュ・St Jacques教会のオルガンについてはこちらから見られます。
平均律ではなくミーントーンという調律法で整音されているオルガンということで、違いをよくわかっていない私の耳にも、音の相違がかなり。。
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このミーントーンの楽器特有の分割鍵盤による音が、日本では唯一神戸にある教会のオルガンで聴けるようです。←黒鍵の数が多いと見慣れないせいかなんとも不思議、、
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by skyblue_2 | 2006-03-29 05:21 | パイプオルガンはいかが

演奏会のおしらせ

私がオルガンを習っている国分桃代先生が、東京で演奏会を開きます。お近くの方、ぜひ!
曲目など詳しくはこちら日経新聞のイベントガイドをどうぞ。サイトからチケットも購入できます。

1月25日(水) 18:30開演 日経ホール(東京・大手町) 全席指定

今回共演するジャン=ミシェル・アレクサンドル氏のバイオリンと、先生のオルガンとで、あのフランクのバイオリンソナタ(フランクはリエージュ生まれなんですよね)を聴いたことがあります。私はこの曲からいつも午後の陽だまりを連想するのですが、そんな幸福な時間の輪郭がより大きく感じられたことを思い出します。

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by skyblue_2 | 2006-01-17 21:22 | パイプオルガンはいかが

夢にむかう

先日、オルガンを教えていただいている国分桃代先生をかこんで数人が集まる機会がありました。ベルギーの地で音楽を共通項に出会いがあることも嬉しかったのですが、なにより、みなさんの<音楽魂>のようなものに刺激を受けた気がします。

ヴィオラ・ダ・ガンバ製作者の御夫君とともにブラッセル近郊に工房をひらいていらっしゃるガンバ奏者の方とも知り合いになりました。工房のサイトはこちら、楽器の写真を見ているだけで、材料の木の選定から始まるというこだわりのプロセスが伝わってくるようです。

もそもそと自分に甘えていてはだめだ・・・。そろそろ日本に帰ってからのことも視野に入れながら、音楽をめぐる夢のようなものをあたためていきたい。そう思いました。

今、ぼんやりとヴィジョンをもっていることがあります。
母校のクラーク会館のオルガンでいつかコンサートがひらけたら・・・
そのためにはまず、もっと練習すること。今年の第一目標です。あたりまえすぎて大声でいうことでもないのですが。
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by skyblue_2 | 2006-01-10 21:29 | パイプオルガンはいかが

音楽が伝わるか

昨日のorgueもおとといのチェンバロも、トホホな有様。
どちらのレッスンでも指摘された手(指)の力の入れ方の問題は、なかなか解決できないままでずっときている気がする。これがミニマムで正確だと、フレーズの作り方もはっきりしてきて、音楽が立ち上がり流れ始めるのだということ。不必要な体の緊張は、腕まで痛くなるしいいことはないのだ。
それから、トリル!あの小さな装飾音にもっと集中してみること。オルガンでもチェンバロの場合でも「歌手の声のように」表情を考えて、、
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昨日はオルガンの都合で、サンミッシェル大聖堂の小オルガンでレッスン。あそこで弾くことができたのはなんといっても嬉しかったし、夜の教会に広がる残響は素晴らしかった。
あなたにとって必要な気持ちの持ち方は、あなたの注意を音と音楽そのもの、音楽の主張の確認とその物語の展開に注いで、あなたを通してそれらを人々に伝えることなのです。(中略)あなたはあなたでなく、音楽そのものになるのです。<アン・マースデン・トーマス「アンのオルガン上達法」>
簡単なようで難しい、音楽を伝えるということ・・・・・。
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by skyblue_2 | 2005-11-24 19:57 | パイプオルガンはいかが

続クープラン

今回のチェンバロのレッスンで、やっと弾いていてイヤな(きたない)音がわかってきた気がした。
バッハのデュエットは、早いパッセージであいかわらず苦労しているが、十二月に大人の生徒(アカデミーには楽器より小さいくらいの子供もたくさん通っている)だけでひらくコンサートでチャレンジしてみることに決めた。
スカルラッティは、私の勝手なイメージに反してもっとおだやかに。フレーズも、よくわかっていないところが多い。何回か「そこ、オープン!」と端正なイギリス英語でポーズの箇所を指摘されて、とても納得。

クープランの「Les Moissonneurs」は、厳めしすぎる。表題通り(刈り入れをする人々)もっとjollyでlightに。先生のを聴くと、私のはまるで「行進する人々」。。
今オルガンでは、クープランのオルガン・ミサと格闘中なのだが、これは左手でとりきれないです~というトンデモない和音が書かれているワケこのオルガンにあるらしい。Life in ParisよりTB。クープラン一族が弾いたこのサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会のオルガンは、実際に弾いた私のオルガンの先生によると鍵盤の幅がやや狭く作られていて、一オクターブ以上でも楽に押さえられるそうだ。1601年完成というパリで最も古い楽器で、18世紀に有名なClicquotが修復したオルガン、今度パリへ行ったらぜひ寄ってみたい。
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by skyblue_2 | 2005-11-10 21:35 | パイプオルガンはいかが

Lundi d'Orgue

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月曜日のオルガンコンサート、今週はJean-Philippe Merckaertの演奏で、ヴィドールのオルガン交響曲の1番でした。オルガン交響曲は、その名の通りオルガンの壮大なハーモニーを堪能できる曲で、ヨーロッパの残響が大きい教会で聴くとますます圧倒されます。

このMerckaertさん、ブラッセル南西の街モンスのご出身でフランスで学ばれたようですが、ふるさと札幌のコンサートホール「キタラ」の専属オルガニストだった方と知ってぐーんと親しみがわきました。





さて、いつも私がコンサート前に寄るのが、教会のお隣にあるEXKI
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オーガニック、無添加といった素材にこだわるスープやパンなど、セルフサービスでとります。ここのキッシュがお気に入り。あちこちに店舗があります。
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by skyblue_2 | 2005-10-27 16:50 | パイプオルガンはいかが

前に進む音楽

昨日は、仏語&夜にオルガンのレッスンがあって、さすがに「カラ鍵盤」は無謀ということで、Kさん宅でエレクトーン(今はそう呼ばないの?)をちょこっとお借りしにいく。感謝!
私のあとに来るはずだった生徒さんからの電話で「今日はサッカーの試合が近所のサッカー場であるのだが、相手がアイルランドなので警備がすごくて移動ができない!」という。いやはやそんなこともあるわけかー。

シンコペーションの弾き方のところで、’もっと前に進んでいく感じ’ということを教わった。どうも最近自分の音楽がつまらないと思う原因もここにあるような気がする。無用に「溜めて」しまうから曲が流れていかない。曲全体を読めていないこともあるけれど、私のアタマの中のクセのようなものだなあとも思う。
立ち止まってしまうよりも前へ、前へ。そういう感覚をいつのまにか忘れつつあるみたいだ。・・・年とったのよとは言わないで~。

仏語の先生と、王立美術館のお昼のコンサート CONCERTS DE MIDI に行く予定を決めた。あそこのホールは思いがけず立派だし、美術館の入場券つきで6ユーロなのも魅力。演奏のレベルも悪くない。おすすめです。
演奏会の予定はこちら。毎週水曜、12:40~13:30。一月にはバイオリニストの堀米ゆずこさんも出演するようです。
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by skyblue_2 | 2005-10-21 02:20 | パイプオルガンはいかが