十一月の月の光

十月に札幌で、カンヌで賞をとったトウキョウソナタを観たのですが、小泉今日子さんの存在感はなかなかのものでした。アイドル全盛期を知る世代としては隔世の感。ラストで弾かれるドビュッシーの「月の光」が、映画のキーワードの一つでもあるように思いましたが、彼女がこの場面について、「バラバラに見える人間関係も価値観の違いも乗り越えてしまう芸術がこの世にあることを、黒沢監督が教えてくれていると感じた」という意味のことをインタヴューで答えていました。
家族が壊れるというにはあまりにも強烈な、突拍子のないくらいの展開の最後に聴く、ドビュッシー。このところの冴えた月明かりに、'思い出し聴き'をしています。いろいろなことがほろほろと収束していくような静かな音が好きで、モニク・アース盤。
ドビュッシー:ピアノ作品全集第1集
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by skyblue_2 | 2008-11-15 13:00 | 音楽レコメンド
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