宗教画ツアー

ベルギーの充実情報紙プチポワ主催の「中世宗教画ツアー」にきのう行ってきました。

王立美術館に行くと、ブリューゲルの部屋に行き着く前に、15~16世紀の宗教絵画がかなりの量で展示されています。開閉式の三連の祭壇画や優美な聖母子など興味深い絵はあるのですが、カトリック的な生々しさのようなものがどうも苦手なのと、絵の変化に乏しい気がして、今まであまりちゃんと観たことがありませんでした。見方がわからない、というのが正直なところだったわけです。
今回のツアーは、そんな私にはグレート・ヘルプ!ただ描かれているだけと思っていた壺のようなものにも意味づけがあったなんて、、

アトリビュートというのがあって、たとえば壺(香油壺)がそばに描かれている女性は、キリストの足に香油を塗ったといわれる<マグダラのマリア>、ホタテ貝の貝殻が描かれていれば<十二使徒の一人、ヤコブ>(なぜホタテ貝なのかははっきりしていないそうです。こちらでよくホタテ貝を「Saint-Jacques」と言ってたのはこれだったのかー)、というふうに、聖人、使徒に由来のものが絵にあることで、人物がわかるしくみになっているわけです。
「金太郎だったらまさかりとクマ、というのと同じようなことですね」と講師の方に言われてよ~く納得。

こちらでは、手帳やカレンダーにもその日ごとの聖人の名前が書いてあります。小さい頃から聖人の話になじんでいるであろう人々にとって、きっとアトリビュートは身近なものなのだと想像します。宗教画を観るにしても、人物がわかれば場面はずっと生き生きしてくるわけで、私もこれから少しは絵に向き合えるかな・・・。

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美術館を出たPl.Royaleで。右の建物はSt.Jacques-sur-Coudenberg教会。
寒かった!
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by skyblue_2 | 2005-12-02 22:58 | デイリーライフ
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