白熱市民

ハーバード白熱教室、なにかと話題ですが、サンデル教授のコミュニタリアンという立場をよく知らなくても、はたまたおつむが暑さのせいでも妙齢のせいでもなくテコでも動こうとしない最近の私でも、テンポよく投げられる問いかけに唸るのが刺激的です。
今日たまたまつけたBSで、<嘘をつかない練習>の回の再放送。カントを引用し、嘘は常に悪か?という命題がとりあげられていました。偶然で驚いたのですが、昨日引いた「日曜哲学クラブ」の箇所の前半がちょうどこれ。主人公イザベルは、[無実の人が殺されようとも、いるか?と殺人者に戸口で訊かれたら真実を言うべき]とするカントに憤慨し、ある種の嘘は認めてもいいのではと思いつつ、ある状況で嘘をつくのに慣れてしまうと真実とうそのあいだの境界線は限りなくぼやけてしまうとも思ったりします。

嘘とはそもそも何なのでしょう。真実を隠そうとする動機が問われるのならば、その基準を判断するのは誰なのでしょうか。
企業や国家で取り沙汰される<偽り>に敏感でいたいという気持ちにウソはないので、ノロノロ考えていきたいと思います。あるいは自分のために。身近な病人を真実だけでは抱えきれない現実に悩む者として。
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by skyblue_2 | 2010-08-19 18:41 | デイリーライフ
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